もしも、〇〇だったらあなたはどうしますか?
もしも、事務職での契約なのに倉庫へ行って倉庫業務の手伝いをしてほしいと言われたらどうしますか?
もしも、システムエンジニア職での契約なのに請求書等書類の作成業務の手伝いをしてほしいと言われたらどうしますか?
契約内容に基づく業務とは?
派遣の仕事では、契約内容に基づいた業務で指示をもらい行います。
契約内容に基づくとは、例えば事務職なのに営業で外に出るという仕事はないということです。
契約書には業務に関しての細かい情報は書かれていません。
派遣先の指示に従うようにとなっています。
では、派遣先の指示であればどんな内容の指示でも受けなくてはならないのでしょうか?
答えはもちろん「No!」です。
この「No!」という言葉。
わたしがわたしである為に、あなたがあなたである為に必須なのです。
派遣の基本は指示者に従い業務を行うこと
契約している業務に関わる指示があった場合は基本的に「嫌」と言わずにその業務を行います。
契約書に細かな業務内容は書かれていません。
例えば、「事務処理に関わる業務」や「書類作成に関わる業務」などにざっくりとした契約内容が書かれています。
ざっくりとした内容のため、派遣先企業は何でも言ってきます。
・事務契約なのに、イベントの受付業務を指示された
・システムエンジニア契約なのに、倉庫での荷受けや発送に関わる作業の指示をされた
・デスクワーク契約なのに、外出業務の指示をされた
こんな時、あなたならどうしますか?
わたしは以前悩んだことがあります。
「できませんと断ったら、契約終了させられるのかな・・・」っと。
社内のルール違反になるような指示を受けたらどうする?
指示の中には社内ルールの違反になるような指示をされることがあります。
指示者が会社内である程度の権限を持つ者であればあるほど、ありがちなパターンです。
「No!」と言いたい指示の例えはどんなものなのか。
・データベースで在庫を管理していて、その在庫数を操作する作業
・経理には内緒にしておきたい作業
・会社の人間としての指示ではなく個人的な考えで指示された業務
これら法律上ではなんら問題のないことであったとしても、社内で発覚したときには社内問題として業務を実際に行った者にも責任が生じます。
内容によっては、民事訴訟に発展するものもあるかもしれません。
指示されたことを「嫌だ!」と言えなかったばかりに、責任を負わされ悪者扱いされ、挙げ句の果てには追い出される可能性だってあるのです。
もう、理不尽すぎて言葉になりませんよね!
でも、これ現実・・・
わたしがわたしでいられない悲しい現実なのです。
あなたがあなたでいるためにはどうする?
わたしがわたしでいるために現在していることはなにか。
出来ないことは出来ないとはっきりと言うこと。
以前のわたしにはできなかったことです(汗)
・この年齢でやめてまた紹介してもらえるのだろうか
・ずっと派遣がいいのだけれど、それは可能なのだろうか
・新しい環境があまり良くなかったらどうしよう・・・
まだ見ぬ未来の心配ばかりで、どんな場合でも「No.」の一言がずっと言えなかったんです。
この状況を回避するためには「No!」と言えることがほんとうに大切なのです!
ただ、立場上言えないことのほうが多い場合、その回避方法としては第三者にゆだねるしか思いつきません。
・指示者より権限を持つ社内の信頼できる誰かに話を通す
同じ部内に指示者より上の立場の人がいればその人に、いなければ他の部の人など問題を解決してくれそうな人や場所に話をしてみるのも一つの方法
・派遣元の担当、もしくは悩み事を相談できる場所などに話を通す
これは派遣会社によって違いのかもしれないけれど、問題として話をしておけばすぐに解決できなかったことだとしてもなんらかの行動はとってくれます。
派遣会社も派遣社員の問題ではないことで責任問題に発展したり、実際に派遣社員に問題があっても困るので必ずなんらかの対応をとるはずですよね。
自分で言えないときは、我慢するのではなく第三者に話す!これ大切。
我慢ばかりしていると、体調悪くなっちゃうから(泣)
「わたしはわたし!」これを忘れることなく過ごしたいですね(*^_^*)