派遣先企業と派遣元会社の残業時間の刻みは10分以上の差がある
多くの会社では、残業を規制して出来るだけ残業を無くそうという働き方にシフトしています。
社員が残業をするためには、残業申請の提出が必須です。
業務内容や、残業時間、残業の理由など、必要事項を書き、上司に提出します。
上司からの承認があれば、残業できるというシステムです。
この残業時間の刻み。
一般的に行われている社員の残業時間の刻みは15分や30分単位です。
その単位に合わせて仕事を終了させてタイムカードを押します。
派遣社員の派遣会社へ提出するタイムシート上での一般的な残業時間の刻みは5分単位です。
企業へ終業する際に、派遣元の担当者から説明されますよね
必ず5分毎で記入してくださいね!っと。
ところが、派遣先の企業の一般的な時間の刻みは15分単位なので、派遣社員にもそれを求めます
15分に満たない時間は残業として承認しない企業もある
その場合、派遣先企業から、残業時の注意点として残業時間の刻みについて直接話しをされる場合がほとんどではないでしょうか。
何故なら、雇用契約書で給与の計算単位の事項には、契約している時間が書かれているからです。
問題にならないようにするために、本人の意思を確認し、双方の合意で会社規定の15分や30分単位で派遣社員の残業時間を承認しているという企業も少なくありません。
そんな場合には、自分の判断で派遣先企業へ返事をしないことです。
その場の雰囲気や、気まずくなるのを回避するために簡単に返事をしてしまうと契約期間中ずっとサービス残業をしなければなりません。
企業側も人件費の削減に力を入れています。
正社員であっても、派遣社員であっても同じように扱ってくれて、同じ時間の刻みで考えているのかもしれません。
けれど、働いた分をサービス残業とするわけにはいかないですよね。
小さい時間で、金額も大きくないかもしれません。
けれど、私たちは労働と引き換えに報酬を頂いています。
報酬を頂いている分しっかりと働きます。
良い関係で仕事を進めていくためにも、契約書にないことを言われたり、業務を依頼されたりしたら、すぐに派遣元へ報告することをおすすめします。
派遣元担当者が派遣先と話し合い、しっかりと対応してくれます。
一番いいのは、残業は5分もしない!というスタンスでいることですけどね…なかなかそんな訳にもいかないのが現状です