派遣先企業は派遣社員のスキルアップを望んでいるか?
答えは「NO!」なんです。
もちろん、様々な企業さんがありますから「YES」の企業さんもいらっしゃいますけれど
まずは、正社員と派遣社員の違いを考えてみます。
①給料
デスクワーク(事務員やコールセンターなど基本デスクに座って行う業務)は、20代の新入社員と比べると最初の月給は高めです。
派遣社員の採用基本は、即戦力だからなのです。
既にその業務をこなすことが出来る人だったり、初めてのことでも教育期間を設けることなく業務上で即こなしていけるということを前提としているからです。
但し、給料の額面は年々抜かされていくことになります。
派遣社員には、通常ボーナスはありません。
そして、派遣社員は大きく時給が跳ね上がったりもしないからです。
②教育期間
派遣先企業での、教育期間があるかどうかについては基本ゼロです。
経験・スキルを持っていることが前提で、採用されている。
若しくは、短期間で業務をこなせるようになるなどの状況の元に採用されているからです。
教育期間を設けてもらっていないのは、最初から高い時給で設定されている理由の1つでもあるわけです
但し、派遣元ではきちんと教育の場を設けていて、自分のスキルアップの為に利用することが出来るようになっています。
派遣先企業では、新人教育はとても力を入れていると同じで、派遣元もスタッフの為に教育に力を入れてくれています。
残念ながら派遣先での教育を求めても、派遣社員にお金をかけてくれる企業はほんの一握りなんです。
出来なければ、出来なくても良い。
出来る他の派遣社員を採用するか、もしくは正社員を教育するというスタンスのところが多いということですね。
派遣社員が就く業務自体、変わることがないからです。
業務が増える事もなければ、減ることもない。
現在出来る、お願いしている業務を確実にこなして欲しい。
それが派遣先企業の一番の願いだからです。
また必要になった業務に対して対応出来る人材を求めればいいので、1人の人があれこれ出来る必要がないのです。
これは私が派遣社員で派遣先企業で働いていて、一番悲しいと思う事ですね
ちなみに【派遣先企業が派遣社員に望む業務範囲は?】で企業のように、派遣社員と社員の区別を特に設けずに、同じように仕事の割り振りをしているところでは、スキルアップを望んでくれています。
企業の数だけ、働き方やスタイルの数があるので、自分の思考と・働き方のスタイルがマッチしているところが見つかると嬉しいですよね(*^▽^*)